秋祭り(神幸祭・渡御祭)を行いました!
高嶺神社の秋祭りは、山上の本殿より御祭神を迎え、山麓の『神輿倉』で御神体を神輿に安置して奉り、御旅所まで300人以上の行列を仕え、村の中にお迎えした神様のお力を近くでいただくお祭りです。
秋祭りの行事がどのように行われているか、時系列でご紹介します。
午前8時 山上本殿から神輿倉へ
山上にある本殿で神様(の分身)にお出ましいただき、神職に抱えられて山を降ります。
午前9時 神輿倉から御旅所へ
山を降りた神様を神輿にお移しし、神輿倉から御旅所へ、300人を超える村の方々による神幸行列を仕えます。
午前10時半ころ 御旅所到着
御旅所に到着した神輿の練り、獅子舞の奉納、御旅所到着の神事が行われます。この時の神事では、浦安の舞の奉納も行われます。
午後4時 御旅所から神輿倉・山上本殿へ
御旅所から山上にある本殿に神様をお送りするため、再び神幸行列を仕えます。
午後6時ころ 山上本殿に到着
山上の本殿に神様をお還しいただき、すべての行事が終了します。
高嶺神社の秋祭り(渡御祭)の歴史
もともと、高嶺神社の渡御祭は9月23日から10月4日の10日間に亘り、山上の神社から高嶺神社の発祥の地である柳田の森へ神幸される形で行われていました。
神社所蔵の書物には、「渡御祭の様子は非常にきらびやかで、複雑な様で行列が行われ、近隣では類を見ることが出来ない」と記されています。これは神輿三基を始め、各種道具類の種類と数の多さ、規模の大きさ、出迎え送る獅子舞等があり、江戸時代には屋台も増え荘厳さを加えたようです。その上行列の衣装類も趣のあったことでしょう。
神輿の担ぎ手を募集します!
全国的な問題ではありますが、田舎である当地域は更に少子高齢化の進展が著しく、若い世代の人数が大幅に減少し、神輿の担ぎ手が確保できない状況となっております。実際に今年の秋祭りでは3基の神輿のうち1基しか練ることができませんでした。
そこで、役員さんたちと話し合った結果、来年は神輿の担ぎ手を広く募集しようということになりました。応募人数等の詳細については来年の7月頃にお知らせしたいと思っておりますので、興味のある方は、来年の秋祭りの日【令和6年10月13日(日)】の予定を空けておいて下さい!